結論から言うと、メモリとプロジェクトは役割が違う機能です。

メモリは「ChatGPT全体で会話をまたいで覚えておく」仕組みです。

プロジェクトは「特定の案件ごとに会話・ファイルをひとまとめにする」仕組みです。

出典:Memory FAQ|OpenAI Help Center

出典:Projects in ChatGPT|OpenAI Help Center

この記事では、2つの違いと、両方を組み合わせる「プロジェクト専用メモリ」を整理します。

メモリとプロジェクトの違い

項目 メモリ プロジェクト
範囲 ChatGPT全体の会話 特定のプロジェクト内の会話
主な役割 好みや前提を会話をまたいで記憶する 案件ごとに会話・ファイル・指示をまとめる
ファイル管理 想定していない プロジェクトごとにファイルを保存できる

出典:同上(各行に対応する公式ヘルプページのとおり)

メモリは「覚えておく機能」、プロジェクトは「まとめておく機能」と考えると分かりやすくなります。

使い分け方

  1. 好みや基本情報を毎回伝え直したくないとき:メモリを使いましょう。

    「〇〇を覚えておいて」と伝えれば、どのチャットでも踏まえて回答してくれます。

  2. 案件ごとに会話や資料を整理したいとき:プロジェクトを使いましょう。

    関連するファイルと会話が1か所にまとまり、後から探しやすくなります。

  3. 案件ごとの前提が他の案件に混ざるのを防ぎたいとき:プロジェクト専用メモリを使いましょう。

    案件Aの前提が案件Bの会話に紛れ込むのを防げます。

プロジェクト専用メモリという発展機能

プロジェクトの設定画面では、メモリの参照範囲を選べます。

  • デフォルト:ChatGPT全体のメモリを、そのプロジェクト内でも参照します。
  • プロジェクトのみ:そのプロジェクト内の会話だけを参照します。ChatGPT全体のメモリや、他のプロジェクトの内容は参照しません。

出典:Projects in ChatGPT|OpenAI Help Center

対応しているプロジェクトであれば、途中で新しいプロジェクトを作り直さずに切り替えられます。

つまづきポイント

  • 共有プロジェクトは専用メモリ固定になる:他のメンバーと共有しているプロジェクトは、常にプロジェクトのみを参照します。

    デフォルト設定には切り替えられません。

  • 設定はプロジェクトごとに個別:あるプロジェクトでプロジェクト専用メモリにしても、他のプロジェクトには影響しません。

    案件ごとに設定を確認する手間はかかります。

  • 全体のメモリ設定も影響する:プロジェクト側の設定に加えて、アカウント全体のメモリ設定を確認しましょう。

    そちらがオフになっていると、そもそも参照されません。

まとめ

メモリは会話をまたいだ「記憶」、プロジェクトは案件ごとの「整理」という役割の違いがあります。

案件間で前提を混ぜたくない場合は、プロジェクト専用メモリを使うと境界線を引けます。

まずは今使っているプロジェクトの設定画面で、メモリの参照範囲を確認してみましょう。

さらに深く使いこなすには

メモリとプロジェクトのように情報整理の使い方に慣れてきたら、次は体系的な学び方の検討です。

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